失敗する起業の考え方

起業において失敗とは、
「お客さんがいなくて売上が立たず続かない」状態のことを言います。

そもそも商売とは相手がいて成り立つもの

よく忘れがちなのですが、商売が成り立つ最低限の条件というのは、
「相手が望むものを提供する」ということです。

商売は、商品サービスを他の人に渡す行為なので、必ず相手がいなければ成り立ちません。お客さんというのは、こちらが提供する商品サービスを買ってくれる人ですから、

相手が望むものを提供する ことは、最低限満たさなければいけないことです。

これが守られていない時に、起業は失敗します。

お客様は神様?

相手が望むものを提供する、と言うと、相手の言うことにペコペコ従って商売をするイメージを持ってしまいます。

諸説ありますが、経営の神様と呼ばれた松下幸之助さんの言葉で「お客様は神様」という言葉があります。その誤った解釈として「お客様の言うことは何でも聞く」という捉え方がありますが、まさにそんなイメージですね。
(戦後日本には、経営の神様もいるし、スティーブジョブズが憧れたソニーの盛田昭夫さんもいらっしゃいます。日本の気質的には、海外の後追いではなく、独自の文化を創造する路線が良いような気がします。それができていたのです。)

もちろん、私が指摘する「相手が望むものを提供する」は、そういうことを推奨しているわけではありません。

自分を好きになってくれた人の望みに応える

日本で言えば人口1億2千万人います。その全員の望みに応えなければいけないという話ではありません。

そもそも無理です。

あなたが選んだ人だけをお客様として考え、その人の望みに応えてあげるのです。

もっと言えば、
あなたを好きになってくれた人 です。

あなたの魅力を分かってくれたあの人です。

誰でも彼でもペコペコしろ、という話ではありません。

余談ですが、マーケティングとは、あなたのことを発信して、あなたを好きになってくれる人を増やすことだと思ってください。

また、応えてあげる方法もあなたが選ぶことです。

自分なりの方法で

例えば、あなたはパン屋さんをやっているとします。

お客さんはパンを買いに来たので、パンを売ってあげれば良いのですが、
もしあなたが、無農薬で作られた小麦にこだわっているのなら、無農薬で作ったパンを売れば良いのです。

無添加のパンにこだわりたいのなら、無添加のパン。
逆に、フワフワにこだわるのなら、フワフワパン。

あなたを好きになってくれた人の、パンが欲しいという願いに、あなたは無農薬のパンという形で応えてあげれば良いのです。

これで私が伝えたい
「お客様の望むものを提供する」ことに意味が伝わりましたでしょうか。

お客様の望むものを提供するのは、商売において絶対に必要なことです。しかし、それは奴隷になることを意味しなくて、誰に提供するのか、どんな形で応えてあげるのかはあなたが主導権を握っています。

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