ワンコイン体験から抜け出せない?価格帯と「約束(バリュー)」の話 | 暮らしと循環のデザイン

ワンコイン体験から抜け出せない?価格帯と「約束(バリュー)」の話

こんにちは。 「お試しの体験レッスンには人が来てくれるのに、本命の高額なコースにはなかなか繋がらない……」 ご自身でビジネスや活動をしていると、そんな壁にぶつかることはありませんか?

ブログ記事シリーズの最終回となる今回は、アロマセラピスト兼ボディワーカー「ミホさん(40代)」が、自分のサービスに適正な価格をつけ、堂々とお客様に提案できるようになったエピソードをお届けします。

不安を煽る集客をやめ、自分の心地よい「世界観」を発信するようになったミホさん。 ブログを読んだ方が、地域のコミュニティスペースで開催している「ワンコイン(500円)の体験会」に足を運んでくれるようになりました。

「ブログの通り、なんだかホッとする時間でした!」 体験会に来たお客様は皆、笑顔で帰っていきます。

しかし、ミホさんには一つの悩みがありました。 それは、ワンコインの体験会には来てくれるものの、サロンでの「1対1のマンツーマンセッション(本命のサービス)」にはなかなか繋がらないということでした。

「やっぱり、高いお金を払ってもらうには、体験会とは全く違う『すごい技術』や『特別な裏技』を用意しないとダメなのかな?」 「高額なコース専用の、もっと派手なメニューを作った方がいいのかも……」

ミホさんがそんな風に悩んでいると、以前「世界観マーケティング」について教えてくれた経営者仲間が、ある分かりやすい例え話をしてくれました。

「ミホさん、ラーメン屋さんのことを思い浮かべてみて。ラーメン屋さんは、一番安いシンプルなラーメンでも、全部乗せの特製ラーメンでも、『美味しいラーメンでお腹を満たしてもらう』というお客様との“約束(バリュー)”は同じだよね? 高いお金を払うVIPメニューだからって、急にフレンチのフルコースを出してきたら、お客さんは戸惑っちゃうでしょ」

ミホさんはハッとしました。

「ブログ(無料)であっても、体験会(低価格)であっても、マンツーマンセッション(高価格)であっても、ミホさんがお客様に提供する“約束(バリュー)”の軸は、絶対にブレちゃダメなんだよ」

ミホさんがお客様と交わす“約束(バリュー)”。 それは、「自分自身の身体の声に気づき、自分で自分の暮らしを心地よくデザインする力を取り戻してもらうこと」です。

では、無料のブログと高額なマンツーマンセッションで、何が違うのでしょうか? それは、提供する「約束の内容」が違うのではなく、ミホさん自身の才能やエネルギー(源)を注ぎ込む 「量と密度」 の違いだったのです。

無料のブログは、ミホさんの想いを不特定多数の人に向けて、少し薄めて届けるもの。 ワンコインの体験会は、グループで集まり、そのエッセンスを少しだけ体感してもらうもの。

そして、高額なマンツーマンセッションは、ミホさんがこれまで何年もかけて培ってきた知識や技術、そして「相手の奥底と深く通じ合う」という天賦の才能を、目の前の一人のためだけに100%、全開にして注ぎ込む時間です。 お客様一人ひとりのその日の表情、声のトーン、身体の強張りを瞬時に読み取り、完全にカスタマイズして伴走します。

ミホさんの人生の限られた「時間」と「エネルギー」を、一人の人にそれだけ濃密に使うのだから、当然、価格が高くなるのは物理の法則として当たり前のことだったのです。

「そっか。私は、体験会とは違う『別の何か』を提供しなきゃいけないと勘違いしていたんだ」

それに気づいたミホさんは、「高額な商品だから、もっとおまけをつけなきゃ」と自分を安売りしたり、奇をてらったメニューを作ったりするのをやめました。

「私が提供するゴール(約束)は、どの入り口から入っても同じです。でも、もしあなたが本気で自分と向き合いたいなら、私の全エネルギーを注ぎ込んで、一番濃密に伴走できるのがこのマンツーマンセッションです」

そうやって、自分の中で一貫した軸を持ち、堂々と本命のセッションを提示できるようになったミホさん。 すると不思議なことに、「ミホさんの世界観に共鳴したから、もっと深く一対一で伴走してほしい」と、自然な流れでマンツーマンセッションを希望するお客様が現れるようになったのです。

今日のお話が、少しでもあなたのモヤモヤを晴らすヒントになれば嬉しいです。

「誰かの正解」や「世の中のノウハウ」に無理に自分を当てはめようとすると、どこかで息苦しくなってしまいますよね。 本当の心地よさは、自分の中にある「源」に気づき、自分自身の力で日々の暮らしや働き方をデザインしていくことから始まります。

「自分で自分の暮らしをデザインする」

もし、そんな生き方や世界観に少しでも心が惹かれたなら、ぜひこちらのページも覗いてみてください。 きっと、新しい視点が見つかるはずです。

▼ 自分の暮らしを、自分でデザインする。
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