「中身を作ってから募集」ではなく、先に言葉を出す|新規事業を小さく試す発想 | 暮らしと循環のデザイン

「中身を作ってから募集」ではなく、先に言葉を出す|新規事業を小さく試す発想

新しい商品やサービスをつくるとき、よくある順番があります。

まず、中身をつくる。

資料をつくる。

カリキュラムをつくる。

準備を整える。

それから募集する。

今回のセッションでは、その順番を少し変えてみる案が出ました。

新しい商品は、「新しいもの」をつくることだけではない

話の中では、

「新商品をつくる」というのは、実は「お客さんの頭の中に新しい認識をつくることでもある」

という見方が出てきました。

だったら、最初に考えるのは完成した商品ではなく、

「こんなものがあったらどうですか」

という言葉でもいい。

たとえば、企画を10通りくらいの言葉にして出してみる。

反応がなければ、

「ああ、この言い方では届かなかった」

と分かる。

もし問い合わせが来たら、

「この世界に興味を持つ人がいるのかもしれない」

と分かる。

その後で、中身を具体的につくっていく。

これはまだ、実験の段階

もちろん、このセッションの時点では、こうして募集して成功したという話ではありません。

「まず言葉を出してみて、その反応を見てから考えてみよう」

という試みとして話されていました。

だからこそ、面白い。

起業を、

「最初から完璧なものをつくること」

と考えなくてもいいからです。

仮説を出す。

反応を見る。

少し直す。

また出す。

その繰り返しの中で、

「これ、意外と面白いかもしれない」

というものが見えてくる。

新規事業は、完成品をつくってから市場に持っていく一本道ではなく、

「まだ存在していないものを、一緒につくっていく過程」

と見ることもできます。

あなたの中にも、

まだ商品にはなっていないけれど、

「こういうことをやったら面白そう」

と思っていることはないでしょうか。

完成させる前に、その世界を言葉にしてみる。

そこから始まる起業もあります。

この考え方は、「急がない起業」で扱っている、事業を最初から固定せず、仮説と小さな実験の中で発見していくという考え方と重なります。


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