昔から受け取っていたメールを、改めて読み返す。
そんなことが、セッションの中で起きました。
そこには以前から、
「人を育てること」
「後継者を育てること」
も視野に入れてほしい、という趣旨の言葉があった。
当時は、そこまで引っかからなかった。
でも今になって読み返すと、なぜかその言葉が目に入る。
「自分ができてから、人を育てる」
普通なら、そう考えるかもしれません。
まず自分が一人前になる。
できるようになる。
その後で、人に教える。
でも、話していくうちに、少し違う見方が出てきました。
役割を先に置いてみる。
「この役割を担える人を育てよう」
と決める。
すると、
今の自分には足りないもの。
今のチームに必要なもの。
これから身につけるべきもの。
そういうものが、逆に見えてくる。
「できるから育てる」だけではない
人を育てるというのは、
完成した自分が、未完成の人に教えること。
そんなイメージになりがちです。
でも、
「次の役割を一緒につくっていく」
と考えると、少し違って見えます。
まだ十分にできない。
だからこそ、何が必要なのかを考える。
その役割に向かって、本人も、周りも育っていく。
後継者という言葉も、
「自分の代わりになる人」
と考えるだけではなく、
「自分たちの仕事を次の形に変えていく人」
と見ることができます。
いま、自分の仕事の中に、
「これから誰かに渡したいもの」
はないでしょうか。
それは、まだ自分が完璧にできなくてもいいのかもしれません。
次の役割を先に置いたところから、仕事の形が少しずつ変わっていくことがあります。
この話に重なるのは、人を「不足している戦力」として見るのではなく、役割や関係そのものを設計していく、チームづくりのデザインという考え方です。