防災グッズを買う前に、少しだけ考えてみてほしいこと
防災という言葉を聞くと、
多くの人はまず
- 防災グッズ
- 備蓄
- 非常食
- 非常用トイレ
- 発電機
- 避難袋
こうした「物」を思い浮かべます。
実際、
防災の情報を調べると
何を備えるべきか
どれだけ備蓄すべきか
どのグッズが便利か
そうした情報が
たくさん出てきます。
そのため、多くの人が
少しずつ防災グッズを買い足し、
備蓄を増やしていきます。
けれど、
ここで一つの疑問があります。
防災グッズは増えているのに、
なぜ不安は減らないのでしょうか。
よくある防災の誤解
防災の情報はたくさんありますが、
その中にはいくつかの誤解もあります。
例えば、次のような考え方です。
防災グッズを揃えれば安心できる
備蓄は多いほど良い
専門知識がないと対応できない
災害は特別な出来事である
もちろん、備えは大切です。
しかし、
これらの考え方だけで防災を考えると
防災は
終わりのない準備
になってしまいます。
そして多くの人が
「まだ足りないかもしれない」
という不安の中で
備えを増やし続けることになります。
不安が消えない理由
多くの防災は、
ある前提の上で考えられています。
それは
「足りないかもしれない」
という前提です。
食料が足りないかもしれない
水が足りないかもしれない
電気が足りないかもしれない
だから
「足りないものを増やす」
という発想になります。
しかし、この発想には
一つの問題があります。
判断の基準がないまま
備えを増やしていくと、
どこまで準備しても
安心できないのです。
防災は「物」より先に「判断」
本来、防災とは
判断の問題です。
何が本当に必要なのか
何がなくても大丈夫なのか
どこまで備えれば安心なのか
それを判断できれば、
備えは自然にシンプルになります。
逆に
判断の基準がなければ
物を増やしても
不安は残り続けます。
もう一つの防災の見方
このサイトでは
防災を少し違う角度から見ています。
それは
暮らしの構造から防災を見る
という視点です。
人は普段から
水を使い
食べ物を食べ
火を使い
道具を使い
人と関わりながら暮らしています。
つまり、防災は
特別なものではなく
暮らしの延長にあります。
暮らしの構造が見えるとき、
防災の見え方は大きく変わります。
防災を整理するための道具
このサイトでは、
防災を整理するための
いくつかの道具を公開しています。
例えば
防災を
「不足」ではなく
「循環」から考える視点。
人が本来持っている
生きる力の視点。
地域の関係や
役割の視点。
こうした視点を整理したものが
思考のOSです。
知識を増やすためではなく、
判断の前提を整えるための道具です。
身体から理解する入口
防災は
知識だけでは身につきません。
火を扱う
自然の中で過ごす
暗い夜を迎える
そうした体験を通して、
人は本来持っている
判断感覚を思い出します。
森で過ごす体験を通して
生きる力を身体から理解する場も開いています。
現実の課題を整理する
- 地域の防災
- 組織の危機管理
- 家庭の備え
現実の状況を素材に、
防災の構造を整理することもできます。
問題を解決するというより、
前提を整えることで
自然に判断が見えてきます。
学校や地域団体では、
架空の事例を使いながら
防災の考え方を学ぶ場を設計することもあります。
→ 依頼について
最後に
防災は、
不安を増やすものではありません。
本来は
安心して暮らすための
知恵です。
もし今、
情報が多すぎて迷っているなら
まずは少しだけ
視点を変えてみてください。
防災は、
物を増やすことではなく
暮らしを理解することから始まります。
固定ページ
そして多くの場合、
その理解は
人が本来持っている
「生きる力」
に気づくことにもつながります。