暮らしからつくる起業の教科書

暮らしからつくる起業の教科書

「不足のOS」から抜け出し、「豊かさのOS」で半径500mから起業する

「もっと頑張らなければ」「急いで成果を出さなければ」……毎日懸命に生きているのに、なぜか息苦しい。そんな焦りや違和感を抱えていませんか? その原因は、世界を奪い合いと競争の場所と捉える「不足のOS」で動いているからです。

本書が提案するのは、外部の資本やベンチャー的な拡大を目指すのではなく、あなたの足元にある「暮らし」の余白から価値を生み出し、周囲へ贈与していく「豊かさのOS」に基づいた起業です。

儲け話やテクニックの前に、まずは「暮らしのデザイン」で自分サイズの土台を整えます。そこから生まれた余剰を「確かな価値(商品)」にし、価値観を共有する仲間と「循環(関係性)」を育てていく。 競争を降りて、急がずに周りを豊かにしていく。大人だからこそできる、地に足のついた「三つのデザイン」をワークを通じて実践的に学びます。

480円 (税込)

  • 息苦しさの正体「不足のOS」に気づき、「豊かさのOS」へアップデートする
  • 人生における「三つの仕事(自給・人へ・公共)」と「三つの手段」の最適バランス
  • 安売りで自分を削らない。己を生かす「最低価格(価値提供時給)」の計算方法
  • 機能・社会・精神の「三つの方向性」から商品の価値を深掘りする
  • 「集客」ではなく「仲間作り」。顧客との関係性における5つの階段
  • ただ発信するだけでなく、意図を持った「施策マップ」と「行動デザイン」を作る
  • 実践にすぐ使える3つの書き込み式ワークシート収録

仕様・特典

  • 全43ページのPDF教材
  • 暮らし、商品作り、関係性の「三つのデザイン」ワークシート集収録
  • ご購入後ご満足いただけなかった場合の返金対応あり

目次

  1. はじめに:息苦しさの正体と、見えない「豊かさ」
    1. 「起業」は、シリコンバレーの天才たちだけのものではない
    2. 暮らしからはじめる「三つのデザイン」
  2. 第1章:【暮らしのデザイン】自分サイズの土台をつくる
    1. 1-1. 「人生における三つの仕事」を知る
    2. 1-2. 「お金」と「信用」の最適バランス
    3. 1-3. 豊かさを手に入れる「三つの手段」
    4. 【ワーク】暮らしのデザインシート
  3. 第2章:【商品作りのデザイン】「確かな価値」を形にする
    1. 2-1. 商売の絶対原則
    2. 2-2. 己を生かす「最低価格」の計算方法
    3. 2-3. 商品の価値を深掘りする「三つの方向性」
    4. 【ワーク】商品の価値を洗い出す三つの方向性シート
  4. 第3章:【顧客との関係作り】届ける・繋がる・循環する
    1. 3-1. 顧客との関係性と段階
    2. 3-2. 意図を持った「施策マップ」の作り方
    3. 3-3. 人を動かす「行動デザイン」
  5. おわりに:半径500mから始まる、あなたの物語
    1. 仲間の人生を豊かにし続ける「循環」
    2. 大きな社会を変えようとしなくていい
    3. 急がない起業。あなたの物語を始めよう
  6. ワークシート集

試し読み

はじめに:息苦しさの正体と、見えない「豊かさ」

この本を手にとっていただき、ありがとうございます。

まずは、少しだけ深呼吸をしてみませんか。

もしあなたが今、「もっと頑張らなければ」「急いで成果を出さなければ」という焦りや、

毎日懸命に生きているはずなのにどこか息苦しいという違和感を抱えているとしたら、この

本はまさに、そんなあなたのためのものです。

私たちは今、人類史上最も便利で、物質的に豊かな時代を生きています。

スーパーに行けば世界中の食材が手に入り、蛇口をひねれば安全な水が出る。スマートフォ

ンを開けば、あらゆる情報に瞬時にアクセスでき、遠く離れた人とも顔を見て話すことがで

きます。

それなのに、なぜ私たちの社会から「焦り」や「不安」が消えないのでしょうか。

なぜ、これほどまでに豊かなのに、多くの人が「お金が足りない」「時間が足りない」「能

力が足りない」と、常に何かに追われるように生きているのでしょうか。

地方の商店街はシャッターを下ろし、自然は破壊され、企業は終わりのない成長を求められ

て疲弊し、教育の現場では子どもたちが「正解」を競い合って息切れを起こしています。

誰もサボってなどいません。みんな、必死に生きています。

それなのに、なぜ「豊かになった」という実感が持てないのでしょうか。

その理由は、あなた個人の努力が足りないからでも、能力が劣っているからでもありませ

ん。政治や経済のシステムが悪いだけでもありません。

真の原因は、もっと根本的なところにあります。

それは、私たちが無意識のうちに「不足のOS」をインストールされてしまっているからで

す。

「この世界は、限られたパイ(資源や富)を奪い合う場所である」

「だから、他者との競争に勝ち、少しでも多くのお金やシェアを獲得しなければ生き残れな

い」

4この「不足」を前提とした世界観=OS(オペレーティングシステム)で社会全体が動いてい

るため、どんなに物質的な豊かさが増えても、私たちの心は常に「まだ足りない」という飢

餓感に苛まれているのです。

「起業」は、シリコンバレーの天才たちだけのものではない

この本は、「起業」という言葉をタイトルに冠していますが、一攫千金を夢見るような派手

なビジネスや、シリコンバレーで見られるような、いわゆるベンチャー起業を目指すための

ものではありません。新しい産業を創り出したり、社会構造を根底から変革するような、大

きな起業物語を期待されている方には、少し物足りないかもしれません。

本書が対象としているのは、「普通の人」です。

あなたが持っている才能、そしてあなただけの資本(これまでの経験、築いてきた人脈、置

かれている環境や境遇)を最大限に活かして、あなたの住む地域やコミュニティが必要とし

ている事業を、地に足をつけて「普通に」行う。

本書でお伝えしたいのは、誰かと競争して市場のシェアを奪い合う「不足のOS」に基づいた

起業ではなく、あなた自身の暮らしの「余白」から生み出された価値を、周囲に贈与してい

く「豊かさ(余白)のOS」に基づいた起業です。

私たちはしばしば、起業や地域活性化というと、外部から大きな資本を呼び込んだり、最新

のテクノロジーを駆使した開発を思い浮かべがちです。しかし、そうした「外側への拡大」

を目指すモデルが、時として地域に住む人々の利便性や穏やかな暮らしを犠牲にし、起業家

自身をも疲弊させてしまうことを、私たちはすでに知っています。

暮らしからはじめる「三つのデザイン」

本書の最大のテーマは、「商売の前に、自分の『暮らし』をデザインする」ということです。

大きな社会システムを変えようと外側に向かってエネルギーを消費するのではなく、あなた

の「半径500mの暮らし」を見つめ直し、そこから無理のない商売のカタチを整えていく。

そのためのフレームワークが、本書で紹介する「起業で整える三つのデザイン」です。

1. 暮らしのデザイン: 自分の時間と労力をどう配分するか。「お金」と「信用」の最適

なバランスを見つける。

2. 商品作りのデザイン: 自分が生み出せる「余剰」を、確かな価値として形にし、適切

な値段をつける。

3. 顧客との関係作りのデザイン: その価値を必要としている人に届け、長く付き合える

「仲間」へと育てていく。

5この三つを整えることは、単に「儲かるビジネスの仕組みを作る」ことではありません。そ

れは、あなた自身が「どう生きるか」「どんな社会の役割を担うか」を定義し、自分サイズ

の「生態系」を築き上げるプロセスそのものです。

世間の評価や「こうあるべき」という常識に惑わされることなく、あなた自身の心が本当に

「惹かれる」もの、「やってみたい」と感じることに、たとえ小さくても一歩を踏み出して

みる。

その瞬間から、あなただけの、決して急がない、けれど確実に周りを豊かにしていく起業の

物語が始まります。

さあ、これまでの「不足のOS」をアンインストールし、「豊かさのOS」へアップデートす

る準備を始めましょう。

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