自然の中で子どもが活動する場について話していると、もう一つ興味深い話が出てきました。
そこに来るのは、もちろん子どもたちです。
でも、親もただ待っているわけではありません。
親同士で話す。
子どもの様子について話す。
自分自身のことを考える。
そんな時間を重ねる中で、親の側にも変化が起きている。
中には、「家族ごと成長させてもらっている」と感じている人もいるという話でした。
最初から設計されていたわけではない
この価値は、最初から「親の成長」を目的としてつくられたものではありません。
子どもの活動があり、
そこに親が付き添い、
人と人が話す。
その繰り返しの中で、いつの間にか別の価値が生まれていた。
しかも、その感覚はここ最近になって、少しずつ見えてきたものでした。
サービスの価値は、後から育つことがある
これは、商品開発を考えるときにかなり面白いことです。
最初につくった商品説明だけを見ていると、
「これは子どものためのサービス」
です。
でも、実際に人が集まり、時間を過ごしてみると、
「家族が変化する場所」
という見え方もできる。
新しい商品をゼロから考える前に、
「この場では、他に何が起きているのだろう」
と眺めてみる。
すると、すでに始まっていることの中から、新しい価値が見つかることがあります。
今のお客さんは、あなたの商品を使って、何を感じ、何を話し、何を持ち帰っているでしょうか。
そこに、まだ名前のついていない仕事があるかもしれません。
この見方の背景にあるのは、「顧客との関係の中で、サービスの価値が育っていく」という顧客理解の考え方です。