成長しなければいけない圧力:起業の不安と悩み

本日は12月にkoyomi様主催「お金と私と働き方講座」を受講してくださった方への特典。

起業と経営相談の日でした。

今日も相談の内容から得た気付きをご紹介します。
(かなり一般化した内容にしていますので、個別の内容とは直接関係ない話になっていることを、ご理解ください)

「成長しなければいけない圧力」

ビジネス、経営とは無縁の方が、はじめて起業しようとする人が苦しむ一つとして、

「自分の感覚とビジネス界の常識の不一致」があります。

具体的に言うと、

「今年よりも来年、来年よりも再来年と売上(利益)を伸ばさなければいけない。」

という社会的圧力に対して、

「取り敢えず事業が続けていけるぐらいで良いや。」と思っている自分は、

起業しちゃいけないんじゃないか、

経営に向いていないんじゃないか。

と思って不安になり、苦しんでしまいます。

商工会議所、創業塾、銀行、ビジネス本、YouTube、

起業に関する情報は「もっと稼げる、もっと売上を伸ばせる、もっと・・・」という圧が凄いです。

もちろん、多くの人に役立つものを提供できること自体は否定することではありません。

しかし、その為に自分を犠牲にしてしまうのは本末転倒です。

相手にとっても、体調不良で最高の価値を届けられなくなってしまっては、相手に失礼です。

起業することを「相手が求めている事を自分ができることで応えてあげる。」とするならば、自分が心地良く働くことも大事な要因です。

95年以降デフレになった日本では、起業と言えば、

GAFAのようなスタートアップ起業とか、社会的起業、FIRE、をイメージすることが多くなりました。

もちろん、そういう起業も大切です。

しかし、それは起業の一部でしかありません。

私が講座やコーチングでお伝えしているのは、

社会を豊かにする仕事作りです。

社会が求める量が少なければ、それに見合った事業をすれば良いし、

自分のキャパを超えるのであれば、超えないやり方を考えれば良いし、他の人に任せても良いでしょう。

ビジネス界、起業界隈が苦手な人には、

社会が言っている一般論が全てではないことをお伝えしたいと思います。

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あと、成長に関して、起業の教科書でも書いているのですが、

成長が目的となってしまっていることです。

人にとって成長というのは目指すものではなく、自然となってしまう結果です。

折り紙で鶴を初めて折ったときには30分掛かっていたものが、二羽目には15分、三羽目には10分と、自然と早くなります。

これが成長です。

ビジネス用語で言えば、生産性の向上です。

人は誰しも何回も取り組めば勝手に生産性が向上してしまう生き物です。

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社会的圧力と言えば、

「夢は何ですか?」

もありますね。

私は夢ハラ(ハラスメント)と呼んでいますが、大学生含め社会に出ていない子供が夢を持っているなんて、ほんのごく一部だと思います。

持つこと自体は否定しません。イチローさんや大谷翔平さんのような方もいらっしゃるので。

ですが、

・夢を持たなければいけない。

・夢があるのが普通だ。

というのは違うと思います。

・夢を追いかけなければいけない。

・夢を仕事にする

も違うと思います。

仕事とは、

「相手が求めている事を自分ができることで応える。」です。

たまたまでも、偶然でも、縁のあった仕事に取り組んでみる。

そこから見えてくるものがある気がします。

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