収入を増やす5つの方法

【完全版】収入を増やす5つの方法:個人事業主が知っておくべき必須戦略

「今の働き方で、本当に満足いく収入を得られていますか?」

もし、少しでも「NO」と感じるなら、この記事はきっとあなたの役に立つはずです。

こんにちは!すえなみ起業&経営スクール代表コーチの末次(すえなみ)です。

この記事を読めば、

  • 今の収入が本当に「妥当」なのか客観的に判断できる
  • 収入を増やすための具体的な方法がわかる
  • 自分らしい働き方で、顧客も自分も社会も豊かにするビジネスのヒントが見つかる

それでは、早速本題に入りましょう!

ステップ1:現状把握 – 自分の労働時間と収入を徹底的に見つめ直す

まず最初に、現状を正しく把握することが重要です。あなたは、自分のビジネスに1週間あたり何時間費やしていますか? そして、その労働時間に見合うだけの収入を得られていますか?

重要なのは、「収入の多い少ない」だけではありません。「自分の労働時間に対して、十分な収入が得られているのか」という視点を持つことが重要です。

労働時間に見合わない収入で、お客さんを増やせば増やすほど、収入は増えても忙しくなるばかりで消耗してしまいます。これでは、人を雇うことも、効率化のための投資もできません。

「十分な収入」に客観的な基準はありません。 あなた自身が「これだけあれば満足だ」と思える金額を基準にしましょう。物やサービスを提供することで得られるものは、お金だけではありません。感謝の言葉、顧客の笑顔、社会貢献の実感…そういった価値も含めて判断することが大切です。

具体的な収入予測を立てよう!

まずは、ご自身の収入を計算し、きちんと予測してみてください。

詳細はこちらの記事で解説しています:「収入予測の立て方4ステップ」

ステップ2:収入を増やすための2つの根本的な解決策

もし、あなたの労働時間に対して収入が十分ではないと感じたら、解決策は大きく分けて2つしかありません。

  1. 商品の価格を上げる
  2. 生産性を上げる

この2つの軸を元に、具体的な5つの方法を解説していきます。

ステップ3:収入を増やすための5つの方法

  1. 販売価格の見直し:価値に見合う価格設定とは?

収入予測のグラフを見てもらえれば分かる通り、収入は売上を超えることは絶対にありません。もし、自分が最大限働ける時間、働いても収入(売上ー費用)が見合わないのなら、収入を上げるには価格を上げるしかありません。

多くの人は「この商品は幾らで売れるのか」で価格を決めています。この方法では、売れる価格が運良くあなたが満足する収入以上になっていれば良いですが、そうなる可能性は低いでしょう。

代わりに、以下のステップで考えてみましょう。

  1. 「この商品の値段が幾らであれば、あなたが満足する収入になるのか。」逆算して決めます。
  2. その後、その値段で売れる商品を作ります。

確実に売れる商品の作り方は別途まとめてお伝えしますが、簡単に言えば、**「その商品を買ったことによって、払った値段以上にお客さんが儲かる商品」**を作れば良いのです。

【実践のためのヒント】

一度、立ち止まって考えてみてください。あなたが「これだけ貰えたら全力が出せる」値段は幾らですか? そして、その値段を上回る利益をお客様が得られるとしたら、どんな商品内容が考えられますか? この視点から、価格と商品の価値を改めて見直してみましょう。

  1. 生産体制の改善:効率化で時間を生み出す

生産効率を上げることは、同じ時間働いたとしても沢山生産(提供)できるようにして売上を増やし、収入を増やす方法です。

生産効率を上げる具体的な方法としては、

  • 機械を導入する
  • 記録を取って、前回と同じ失敗をしない。ノウハウを積み重ねて行く。
  • お客さんとのやり取り(メール送信や決済)を自動化する

機械を導入したりする場合多額のお金が必要となることが多いですが、銀行からの借入を検討するのも一つの手です。

基本的に事業に関するお金は手元のお金を使うよりも、銀行からの借入で賄うことを考えます。銀行から借り入れをすると、返済金額は金利分増えてしまいますが、生産効率が悪い状態でお金を貯めて機械を買うよりも、先に機械を導入して生産効率が良い状態で返済した方が、結果的に楽に収入を増やすことができます。

例えば、機械を導入することで生産効率が高まり、今までよりも100万円/年の利益が増えるとします。機械を導入するために銀行から借り入れたお金の返済が100万円/年以下であれば、借りて機械を導入した方がお得になります。

【実践のためのヒント】

どんな機械や設備を導入すれば、あなたのビジネスの生産効率は向上するでしょうか? また、お客様とのやり取りを細かく書き出してみると、同じような作業の繰り返しに気づくかもしれません。これらの繰り返し作業を自動化することで、大幅な時間短縮が可能になります。

  1. 人を使う:時間とスキルをレバレッジする

自分がその仕事を直接やるのではなく、人を雇ってやってもらいます。当然、同じ売上だとあなたの収入は減りますが、労働時間は減ります。つまり、労働時間に対する収入は高くなります。この状態を作った上で、商品の販売量を増やせば、収入は楽に増えていきます。

ただし、**人を雇うためには前提条件として「適切な販売価格で売っている」必要があります。**人を雇うには、十分な報酬を支払う必要があります。その報酬は売上からしか出てきません。労働に見合う分の販売価格が設定されていない場合、人を雇うことは難しいでしょう。

【実践のためのヒント】

あなたが現在行っている業務の中で、他の人に任せられるものは何でしょうか? また、あなたの専門知識やスキルを活かして、他の人が同じように業務を行えるようになる講座を作ってみるのも良いかもしれません。

  1. 顧客の区別:お金だけじゃない、信用の価値

そもそも商売とは、ある商品(サービス)を人に提供することを言います。その商品(サービス)を受け取った人は提供してくれた人に対して恩を感じます。そして、「この人が何か困っていたら私ができることならしてあげよう。」と思います。

この思いを”信用”と呼びます。信用は目に見えないものなので、確実に守られる約束ではありません。忘れることもあるでしょう。しかし、この曖昧さがあるが故に、家族や近しい人達とのやり取りやちょうど良い商品があります。

恩を返す方法としては、直接何かお返しをすることでも良いですし、人に商品を勧めてあげたり、人を繋げてあげることも適しています。まさに信用は、人の信用を得ることに最適です。

一方、初めて会う人や近しい関係にない人との取引では、提供した商品の代わりに対価を確実に得たい場合があります。この場合は目に見える形で約束をします。

「私はこの商品を受け取った代わりに、あなたに私の商品を提供します。」と。この約束がお金と呼ばれるものです。お金は負債とも言われることがありますが、それはこの約束を紙に書いたものがお金だからです。

収入とは、商品を提供する代わりに受け取る対価を”お金”に限った話なので、少し視点を広げて信用も含めることで得るものを増やしていく考え方になります。

【実践のためのヒント】

あなたの提供する商品やサービスは、信用とお金のどちらで取引するのが適切でしょうか? お金では得られない信用を得ることで、あなたのビジネスにどのようなメリットがあるでしょうか? 顧客との関係性を深め、長期的な視点を持ってビジネスを構築していくことが重要です。

  1. 仕事を分ける:3つの仕事のバランス

人生において、仕事とは三種類あります。

  1. 自給仕事: いわゆる自給自足
  2. 人への仕事: いわゆる仕事(お金、信用)
  3. 公共仕事: 社会、次世代のためのインフラ整備

例えば、ご飯を食べたいから自分で料理をしてご飯を作ることは自給仕事になります。何か知りたいことがあるからGoogleで調べることも自給仕事ですし、練習して何か技術を身に付けることも自給仕事です。

公共仕事は、小さなコトで言えば、道路のゴミを拾うことですし、大きなことで言えば、田んぼの水を引く灌漑設備を作ることです。これは自分の為でもありますし、人の為でもありますが、広く社会のためですし、子や孫の次世代のために行う意味合いが大きいので、公共仕事として分けています。

一般的に仕事というと、人に何かをしてお金を得ることだけを指す場合が多いですが、それだけで人生は成り立っていません。

【実践のためのヒント】

あなたのビジネスは、自給仕事、人への仕事、公共仕事のうち、どの要素が強いでしょうか? また、あなたのスキルや経験を活かして、お金を得やすい新たな商品やサービスを開発できないか、検討してみましょう。

ステップ4:顧客も、あなたも、社会も豊かになるビジネスの作り方

当たり前ですが、人生はビジネス(お金)だけで成り立っているわけではありません。
それでは、何で構成されているかというと、3つの仕事です。

  1. 自給仕事
  2. 人への仕事
  3. 公共仕事

一つ目の「自給仕事」は、自分が必要とするものを自分で手に入れる仕事です。例えば、ご飯を食べたいなと思ったら、自分で料理をしてご飯を作ることです。目に見えるものだけじゃなくて、自分が知りたいなと思ったことややってみたいことを、学んだり、やってみることも自給仕事に入ります。

二つ目の「人への仕事」は、一般的な仕事の意味と同じです。人に何か商品やサービスを提供する仕事のことです。人に何か提供すると必ず贈与という段階を経ます。贈与があると受け取った人は、与えてくれた人に対して何かしら恩を感じます。その恩を感じることを信用と呼びます。
人に対して信用を持っている人は、何か困った時や欲しい物があるときに、その人に頼むことができます。この信用を目に見える形で約束した物を”お金”と呼びます。

三つ目の「公共仕事」は、誰か特定の人だけに物やサービスを提供するのではなく、広く多くの人の役に立つことです。また、今の世代だけではなく、子や孫、後世の人達の為にすることも含まれます。
具体的に言えば、道路のゴミ拾いや田んぼの水路の整備だったり、学問的な研究もそうですね。個人レベルで行うこともあれば、公共事業という大きな単位で行うこともあります。

この3つの仕事を人生という時間の中でうまく配置することが、ビジネスをうまく成り立たせるための大切なコツになります。

特にこれから起業を考えている人には覚えておいて欲しいのですが、
この3つの仕事の中で一番大切で、一番最初にすることは、
**「自給仕事」**です。

自分が生活で必要とする物を自給できるからこそ、同じ様に必要とする人に対して作った物を提供できる(人への仕事)のです。そもそも自分で作り出せない人は、人に与えることなんてできません。ですから、まずは自分の自給力を上げることを考えてください。

もちろん、全てのことを自給する必要はありません。ですが、できるだけ自給する方法を考えることが、ビジネス力も上げていきます。繰り返しになりますが、学問や経験など、知識的なことも自給に含めてください。食べ物とか生活に必要な物よりも、そういった知識的なものの方がビジネスに代えやすい人が多いかもしれません。

自給力を上げていくと、いつか余るようになります。その余ったもの(余剰)を人に与えることで、ビジネスの原型ができます。

まとめ:あなたらしい豊かなビジネスを築き上げよう

いかがでしたでしょうか?

今回のブログでは、収入を増やすための具体的な方法から、ビジネスの本質、そして自分らしい働き方まで、幅広く解説しました。

これらの方法を参考に、ぜひあなた自身のビジネスを見つめ直し、顧客も、あなた自身も、社会も豊かになる、そんなビジネスを築き上げてください。

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