対面を大切にしたいあなたが、無理なく活動を広げるヒント
こんにちは、すえなみです。
最近、対人支援や講師業をされている方から、こんなご相談をよくいただきます。
「同業者がどんどん動画講座やオンラインサロンを始めていて、なんだか焦ってしまいます。私もあのように効率よく広げていくべきなのでしょうか?」
SNSを開けば、「自動化」「不労所得」「タイパ(タイムパフォーマンス)」といった言葉が飛び交う現代。
一つのコンテンツを作って何百人にも届けるスマートな働き方を見ると、「アナログな自分はこのままでいいのか」と不安になる気持ち、とてもよくわかります。
今日は、あるクライアントさん(仮にサヤカさんとします)との対話を通じて、この「効率化の波に対する焦り」と「自分らしい活動の広げ方」について、一つのヒントをお届けしたいと思います。
効率の悪いやり方=悪、ですか?
サヤカさんは、地域で食育の教室を主宰されている素敵な女性です。
生徒さんたちと顔を合わせ、和気あいあいと一緒に料理を作りながら、食の大切さや生き方のヒントを伝える。その時間がサヤカさんにとっての何よりの喜びでした。
しかし、同業の仲間がオンラインの動画配信に切り替え、全国に顧客を増やしているのを見て、心がざわついたそうです。
「私のやり方は効率が悪いのかな…」
「もっとたくさんの人に届けるには、私も動画教材を作って自動で売れる仕組みを作らなきゃいけないんだろうな。でも、パソコンは苦手だし、そもそもリアルで生徒さんと笑い合うのが好きなのに…」
そんな焦りと葛藤を抱えて、私のセッションに来てくださいました。
「タイパ」では測れない、あなただけの豊かさ
私はサヤカさんに、こんなお話をしました。
「1時間で1万円稼げる仕事と、1時間で1000円しか稼げない仕事。世間の『タイパ』基準で見れば、圧倒的に前者が正解です。でも、その1000円の仕事の中に、『かけがえのない出会い』や『深い学び』、『自分の心が震えるような喜び』が含まれていたとしたらどうでしょう?」
お金や効率という「外部の基準」だけで測ると、見落としてしまうものがあります。
サヤカさんがリアルな教室で感じている「生徒さんとの温かい掛け合い」は、決してタイパやコスパでは測ることのできない、サヤカさんにとっての【自分基準の圧倒的な豊かさ】なのです。
周りがどうであれ、自分が一番大切にしたい豊かさを手放す必要は全くありません。
「自分のため」ではなく「未来の誰かのため」にコンテンツを残す
一方で、サヤカさんにはこんな想いもありました。
「私の教室には遠くて通えない人や、忙しくて時間が合わない人にも、本当は知ってほしい知識がたくさんあるんです」
その「潜在的な需要」に応えるための一つの手段が、やはり「動画やテキストなどのコンテンツ化」です。
でもそれは、決して「効率よく自分が儲けるため」だけではありません。
昔の人が、田んぼを開墾し、農具を作り、米作りのノウハウを本に残してくれたおかげで、私たちは今、豊かな食卓を囲むことができています。それと同じです。
サヤカさんがこれまで培ってきた知識や経験を「形(コンテンツ)」にして残すことは、サヤカさんがいなくなった後でも世の中に残り続ける「公共の財産(資産)」を作ることと同義です。
「この知識を必要としている人に届けたい」という純粋な使命感は、コンテンツ化によって時空を超えて果たされるのです。
「商品作り」のハードルは、驚くほど低い
「でも、どうやって作ればいいの?プロみたいに編集なんてできないし…」
サヤカさんのように、ここで足踏みしてしまう方は非常に多いです。
でも、完璧主義は一旦手放しましょう。
商品作りの第一歩は、驚くほどシンプルでいいのです。
例えば、過去に使ったスライド資料があるなら、誰もいないZoomを一人で立ち上げ、スライドを共有しながら講義をするように喋って「録画ボタン」を押すだけ。
言い間違えたら、そのまま言い直せばいいのです。リアルの講座と同じですね。
まずは「ノーカットの一本撮り」でいいから、形にしてみる。
テキストも、おしゃれなデザインソフトを使わなくても、Wordで打った文字をPDFにするだけで立派な商品になります。
大切なのは、「プロ並みのクオリティ」ではなく、あなたの「伝えたい内容」がそこにあるかどうかです。
焦らず、あなたのペースで「根」を張ろう
稲が大きく育つとき、最初は根元から茎を増やして横に広がる「分げつ(ぶんけつ)」というフェーズがあります。
焦って上に上にと伸びようとするのではなく、今はしっかりと自分の土台を見つめ直し、横に資産を広げていく時期なのかもしれません。
世間の正解ではなく、「自分にとっての正解」を見つけること。
それが、無理なく、そして幸せに活動を続けていくための最大の秘訣です。
「自分が本当に大切にしたい豊かさは何だろう?」
「持っている知識を、無理なく形にするにはどうすればいいだろう?」
もし、一人で頭を抱えているなら、一度私と一緒に思考を整理してみませんか?
誰かに話す(壁打ちする)ことで、絡まった糸がスルスルと解け、「なんだ、こんな簡単なことだったんだ!」と驚くほど視界がクリアになるはずです。
あなたの素晴らしい知識と経験が、必要としている誰かに届くお手伝いができれば嬉しいです。
セッションでお話しできるのを楽しみにしています。
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