プロに外注したのにモヤモヤする? | 暮らしと循環のデザイン

プロに外注したのにモヤモヤする?

個人事業主が陥る「時間感覚のズレ」と「タスクを手放す」本当の意味

こんにちは。個人事業主として日々奮闘されている皆さん、今日もお疲れ様です。

一人で事業を回していると、商品の企画から製造、販売、顧客対応、そして事務作業まで、すべてを自分の頭と手で処理しなければなりませんよね。

そんな時、「少しでも負担を減らそう」「より良いものを作ろう」と、デザインや専門的な業務を外部のプロに外注することがあると思います。しかし、「お金を払って外注したはずなのに、なぜか逆にストレスが溜まっている…」なんて経験はありませんか?

今日は、ある個人事業主の方(仮にミカさんとします)の事例を通じて、私たちが仕事で行き詰まりを感じる時の「モヤモヤの正体」と、その解決のヒントをお伝えしたいと思います。

終わらないパッケージデザイン。募るイライラ

ミカさんは、小さな焼き菓子店を営むオーナー。素材にこだわったお菓子は評判で、事業は少しずつ軌道に乗ってきていました。

ある時、ミカさんは新商品の「クッキー缶」を発売することにしました。これまでパッケージは自分で簡単なシールを作って貼っていましたが、今回は少し気合を入れて、知り合いの伝手で紹介してもらった外部のデザイナーさんにパッケージデザインを依頼することにしました。

ミカさんは、必要な文言や大まかなイメージを伝え、「急ぎではないので、ゆっくりでいいですよ」とデザイナーさんに仕事をお任せしました。

ところが。

1週間経ち、2週間経っても、一向にデザインのラフ案が上がってきません。

こちらから状況を尋ねると、デザイナーさんはこう答えます。

「クッキー缶単体ではなく、お店全体のブランディングを見直す良い機会です。トータルプロデュースの視点で、じっくりコンセプトから練り直しています」

素晴らしい提案のようにも聞こえます。しかし、ミカさんの心の中には強烈な「モヤモヤ」と「イライラ」が渦巻いていました。

「いや、私はただ、早くクッキー缶のシールを印刷して、商品を販売開始したいだけなんだけど…」

コンサルタントとの対話で見えた「2つのズレ」

ミカさんは、このどうしようもないモヤモヤを抱えたまま、定期的に受けているビジネスコンサルタント・すえなみとのセッションに臨みました。

最初は「最近、クラウドのデータ容量がいっぱいで困っているんです」というデジタル整理の悩みから始まったセッション。不要なデータを「断捨離」してスッキリさせるという話の流れから、話題は自然とミカさんの心の中を占拠している「クッキー缶のパッケージ問題」へと移っていきました。

すえなみと対話を重ね、深掘りしていく中で、ミカさんは自分がなぜこんなにもイライラしているのか、その根本的な原因に気づかされます。

原因は、大きく2つの「ズレ」にありました。

1. 「時間感覚(スピード感)」の前提の違い

ミカさんは依頼時、「ゆっくりでいいよ」と伝えました。ミカさんにとっての「ゆっくり」は「5日程度」でした。しかし、じっくりコンセプトを練りたいデザイナーさんにとっての「ゆっくり」は「1ヶ月」だったのです。

「人によって『時間の前提』は全く異なる」。言葉にすれば当たり前のことですが、当事者になると意外と気づけないものです。

2. お金を払ってプロに外注する「本当の目的」

これが最大の気づきでした。すえなみから「なぜ、お金を払ってプロに頼んだんですか?」と問われたミカさん。

「素敵なデザインが欲しかったから…」と最初は答えていましたが、対話を続けるうちに自分の本音にハッとします。

ミカさんがお金を払ってまで得たかった本当の価値。それは、「『パッケージをどうしよう』という脳内のタスク(モヤモヤ)を早く手放して、物事をスッキリと前に進めたかったから」だったのです。

ミカさんは、物事が「停滞し、淀んでいる状態」に最もストレスを感じ、「サクサクと解決して前に進むこと」に安心感と価値を見出すスピード感を持った経営者でした。

それなのに、外注したことによって「いつまでもシールのタスクを頭の中に抱え続ける」ことになってしまった。これこそが、強烈なイライラの正体だったのです。

これは、デザイナーさんのスキルや熱意の問題ではありません。仕事の進め方における「相性が圧倒的に悪かった」ということです。

タスクを断捨離し、自分のコアな価値観を取り戻す

原因がはっきりと「言語化」された瞬間、ミカさんの憑き物は落ちたようにスッキリしました。

「無理に相手のペースに合わせて、自分の事業を停滞させ、ストレスを抱える必要はない」

ミカさんは、現在進行している範囲でデザイナーさんとのプロジェクトに区切りをつけ、トータルプロデュースの提案は丁重にお断りすることを決意しました。そして、当初の予定通り、まずはスピーディーに販売を開始する方法へ舵を切りました。

相手に悪いからとズルズル引き延ばすのではなく、「物事を進めて、タスクを手放したい」という自分自身の素直な感覚(コアな価値観)を優先したのです。結果として、脳のメモリは解放され、ミカさんは本来の「お菓子作り」と「事業を前に進めること」に再び集中できるようになりました。

あなたの頭の中に「淀み」はありませんか?

個人事業主は、すべてを自分で決断しなければなりません。

だからこそ、日々のトラブルや対人関係のモヤモヤの中で、いつの間にか「自分の本来の目的」や「コアとなる価値観」を見失ってしまうことがあります。

ミカさんの事例のように、一見「相手の対応が遅い」というただの愚痴のように思える事象の裏に、「自分は事業において何を最も大切にしているのか(スピード感なのか、クオリティなのか、手離れなのか)」という重要な基準が隠れていることが多々あります。

もし今、あなたが日々の業務で「なんだかモヤモヤする」「物事が進まずに滞っている感覚がある」と感じているなら。それはあなたの能力不足ではなく、自分の中の「前提」や「本当の目的」を見失っているサインかもしれません。

そんな時は、一人で抱え込まず、第三者と対話(壁打ち)をすることを強くお勧めします。

自分一人では堂々巡りになってしまう思考も、問いを投げかけ、客観的に整理してくれる専門家がいることで、驚くほどスッキリと「本当の答え」に辿り着くことができます。

今回、ミカさんの絡まった思考を紐解き、本質的な解決へと導いたのは「すえなみ」のセッションでした。

すえなみのセッションは、単なるノウハウの提供や一方的なアドバイスではありません。丁寧にあなたの言葉に耳を傾け、対話を通じて、あなた自身の中にある「本当に大切にしたい価値観」や「事業の進むべき道」を引き出してくれます。

「デジタルデータの整理」のような日常的な悩みから、「事業の方向性」「対人関係の根本解決」まで。どんな些細な引っかかりでも、それはあなたの事業をより良くするための大切なヒントになります。

頭の中のモヤモヤを手放し、あなたらしいスピード感で事業を前に進めてみませんか?

少しでもピンときた方は、ぜひ一度、すえなみとの対話を体験してみてください。きっと、視界がクリアになる瞬間に出会えるはずです。

>> すえなみとの対話(セッション)の詳細・お申し込みはこちら

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