起業に失敗する人
商売、ビジネスを成り立たせるには、”お客さんが望んでいる物を提供すること”が鉄則です。
「そんなの当たり前でしょ」
と思うと思いますが、多くの企業が倒産したり、起業が上手くいかない人がいる現実を踏まえると、当たり前ではないようです。
逆に言えば、お客さんがいる限り、商売は失敗しません。
この原則から考えると、起業の手順は、
- お客さんの望んでいるものを把握する
- それを自分なりの方法で提供する
となります。
パンが欲しい人がいるのなら、ご飯ではなくパンを提供しましょう。
どんなパンを提供するのか、ここに自分のやりたいこと、個性を出します。
無添加の小麦粉を使ったパン。
小麦粉ではなく米粉を使ったパン。
朝早くから焼くのではなく、夕食に合わせて焼くパン。
地元の人が優先的に買えるパン屋さん。
・・・
決して順番を間違えてはいけません。
自分が不幸になる起業
起業は、自分の得意な仕事で人に貢献できる素敵な生き方です。
ですが、商売が上手く行けば行くほど消耗し、不幸になっていく人がいます。
- お客さんは喜んでくれるけど、自分の時間を売り渡している感じがする。
- お金は儲かるのに、家族内が不仲になっていく。
- 仕事か家族か、二者択一に迫られる。
”お客さんが望んでいる物を提供すること”
が商売の鉄則ですが、何を使って商品やサービスを提供しているのかが問題です。
あなたの人生の時間を切り売りして商売をしているのなら、不幸になる起業をしている可能性があります。
お金は増えても生活が貧しくなっていくのなら、不幸になる起業をしている可能性があります。
そうならないためには、
お客さんに提供する商品は、あなたが廃棄した廃棄物から作ることです。
- お客さんに提供するために、わざわざ時間と手間暇を掛けて作るのか。
- 自分の為に作ったけど、余ったり、いらなくなった物、手に入れた物を”加工して”お客さんに提供するのか(廃棄物)。
お客さんの為だけに作る行為は、分かりやすく極端に例えれば、植民地の仕事です。
イギリスは植民地の東南アジアの人々にゴムの栽培を強制しました。現地の人達は、幾らゴムを作ったところで暮らしが良くなるわけではありません。宗主国のイギリスのために人生の時間を使うのか、自分達の暮らしを豊かにするために使うのか。
消耗する起業をしている人は、そういった状況に陥っているのかもしれません。
幾ら稼いでも不安が増えるばかり
人は幾ら稼いだら安心して生きていけるのでしょうか。
人によって違うと思いますが、生きていく為に必要な生活費+自分が欲しい物を書き出して、かかる費用から目標とする収入を算出する方法がありますね。
ですが、この必要な生活費って時代によって変わります。物価が上昇すれば上がっていきますし、自分が何を手に入れたら満足するのか分かりません。
お金を持っているからと言って、欲しい物がお店に売っていなければ手に入りません。
お金を持っていても人から物を買っている限り、生活の保証は手に入りません。
今の社会は、お金で物やサービスを買う仕組み(市場経済と言う)が整っているので、必要な物は”買う”ことが当たり前になっていますが、これは当たり前ではありません。
仕事には3つの種類があります。
- 自給の為の仕事
- 人の為の仕事
- 社会の為の仕事
実は人が生きていくために必要な物は、自分で作るか取ってくるのが大前提です。これを自給仕事と呼びます。米を食べたいなら育てる。魚が欲しいなら獲ってくる。家が欲しいなら、木を切って建てる。です。
人の為の仕事は、自分の得意や余っている物を人に売ることですが、自給仕事との大きな違いは、
自給仕事は手間暇を掛ければほぼ確実に手に入ることです。
人の為の仕事(お金を稼ぐ)は、人に依存するため手間暇を掛けたからといって確実に売れるわけではありません。反対に、お金があれば確実に人から売ってもらえるわけではありません。
売る買う共に不確実な要素があります。
しかし、自給仕事は体を動かせば確実に手に入ります。
起業をする人は、人の為の仕事(商売)に加えて、自給仕事もできる環境を整えていくことをオススメします。自給仕事をすると、実は廃棄物が増え、人に売る商品サービスが増えていくことにも繋がります。
お金をもらうことに抵抗がある
今まで自分で商売をしたことがない人は、お金をもらうことに対して抵抗がある方が多いと思います。単純に慣れていないということもあれば、提供する商品サービスに自信がない場合もあるでしょう。
その中でも、
「お金は悪いものだ」というイメージを持っている方もいらっしゃると思います。
お金があるから世の中が不幸になっていくんだ。
その場合、無意識の中でお金に関することを拒否してしまうので、起業しても上手くいかないのは当たり前になります。むしろ、無意識の中で望んでいる状態が実現されてしまっているので成功しているとも言えます。
この場合、いくらお金の本当の役割を知ったところで、実際に手を動かし、現実を見ていくことしか認識を変えていくことはできないでしょう。
それでも少しだけお伝えすれば、
お金は、嫌いな人や知らない人と付き合うための”道具”です。
お金がなければ、余った物や役立つサービスは信頼できる限られた人達の中でしか利用されません。それを価値観が合わない人、嫌いな人、知らない人にも分け与えることができるようにするのが、お金という道具です。
社会は余剰を人に渡すことで全体が豊かになっていきます。
お金という道具はその一翼をになっています。
また、お金は本質的には誰でも作ることができる「肩たたき券」のようなものです。つまり、何かを提供することを約束したチケットです。目に見える形で約束を書いたものなので、信用できない人との間でも取引ができるようになります。
お金は、地域や人が生み出すことができる物が増えれば増えるほど、それに合わせて増やしていくものです。お金があるから地域が豊かになるのではなく、地域の生産力が増えるからそれに合わせて作って増やしていくものがお金です。
受講生の声
講師の実例が理解を助け、実践的なスキルを磨く手助けになりました。
型にはまった方法を押し付けるのではなく、自分の内面にあるものが引き出されて独自のビジネスが生まれた。
非常に実践的で体系的にまとまられているので、まったく未経験の私でも起業できました。
講座内容
- 第1回:ガイダンス、ビジネスの原理原則(3つの仕事、循環、需要)
- 第2回:自分の専門性、資本とは
- 第3回:探求テーマの追求、キャリアの作り方
- 第4回:お金と信用、経済
- 第5回:事業の選び方(ミッション、ビジョン、理念)
- 第6回:独自のビジネスモデルを作る
使用するテキスト
当スクール作成の「起業の仕方 教科書&ワークシート」を使います。
講座をお申し込みの方へ無料で配布致しますが、申込み前に読んでみたい方は別途購入(1,000円)して頂くことも可能です。以下のページからご購入ください。
教科書のワークをご自身でやってみるだけで悩みが解決される方も多くいらっしゃいます。
会場
オンライン会議室ZOOM(参加URLは申込み後にお知らせします)
※現地参加をご希望の方は承ります(長野県松本市両島7−1オフィス松本堂1階SENSE内セミナーコーナー)。
090-9122-6032(担当:すえなみ)
受講料
66,000円(全6回分)
定員
限定6名
用意して頂く物
- 筆記用具(水性サインペンがあると良いです)
- ノートまたはA4コピー用紙(用意できれば付箋)
オンラインでの開催になりますので、気兼ねなく話すことができる環境、集中できる環境、安定したwifi環境をご用意ください。
(講座中はマイクON、ビデオONが必須となります)
問合せ
他、不明点や懸念点がある場合は遠慮なくお問い合わせください。
問い合わせフォーム:
k-suenami@wagamamalive.com
090-9122-6032(担当:すえなみ)
開催日程
個別の起業実践講座
ご希望の方は、引き続き「個別の起業実践講座」を受講できます。一ヶ月に一度起業コーチングを受けながら、実際に事業を実践しながら作っていく6ヶ月の講座です。
詳細はお問い合わせください。
申込み
申込み手順
- 以下のフォームに必要事項を記入の上「送信」ボタンを押してください。
- 折り返し、自動返信メールにて受講料の支払い方法をご案内致します。
※ 通常1時間以内に自動返信メールが届くと思いますが(迷惑メールフォルダもご確認ください)、万が一、1日経っても届かない場合はお問い合わせください。
問い合わせ先:k-suenami@wagamamalive.com
090-9122-6032(担当:すえなみ) - こちらで入金の確認をもって申込みの完了となります。
日にちが近づきましたら当日のご案内をメール致します。 - 以上
申込みフォーム
キャンセルについて
受講生全員に、後日収録動画を共有致します。
その為キャンセルは受け付けておりません。体調不良などで当日参加できない場合は動画をご覧頂くことで代えさせて頂きます。
講師、主催側の都合で中止となった場合は、別日程での開催、動画、返金など、ご相談させて頂きます。
満足保証
受講後、満足頂けない場合は、全額返金致します。
無料メルマガ:普通の人の起業&経営基礎知識
起業した人が、単純に知らないだけで失敗するのは社会にとって良くないことなので、基本的なビジネスの原理原則をお伝えしています。当スクールのブログ記事などを引用しながら、講座サービス案内も含めて定期的な情報発信を致しますので、よろしくお願いします。