お客さまの心、読めてる?購買行動7ステップと「買わない」2つの壁【販売の教科書②】
お客さまの心、読めてる?購買行動7ステップと「買わない」2つの壁【販売の教科書②】

前回の【販売の教科書①】では、「販売=仕組み作り」という、大切なマインドセットについてお話ししました。
今回は、いよいよ「売れる仕組み」を創るための核心に迫ります!
テーマは、**「お客さまの心の中を知る」**こと。
お客さまが、どんな時に、どんな気持ちでモノを買うのか?
そのメカニズムを知れば、あなたの販売戦略は、もっと効果的になりますよ!
人は「困った!」を解決したい!
そもそも、人はなぜモノを買うのでしょうか?
それは、何か「困った!」を解決したいからです。
- お腹が空いた(困った!)→ ご飯を買う(解決!)
- 移動が大変(困った!)→ 自転車を買う(解決!)
- 情報が欲しい(困った!)→ 本を買う(解決!)
あなたの提供する商品やサービスも、誰かの「困った!」を解決するための、大切な「解決策」なんです。
お客さまの心の旅路:「購買行動7ステップ」
お客さまが「困った!」と感じてから、実際に「買う!」と決めるまでには、大きく分けて7つのステップがあります。
- 世の中を知る:「ふーん、そんなものがあるんだ」まだ自分には関係ない感じ。
- 問題発生:「あれ?もしかして私、困ってる?」自分の課題に気づく瞬間。
- 解決策:「どうすれば解決できるかな?」方法を探し始める。
- 欲求:「これが欲しいかも!」具体的な解決策に心が動く。
- 想起:「そういえば、あの時…」過去の経験や記憶をたどる。
- 信用:「これ、本当に大丈夫かな?」安全性や効果を確かめる。
- 行動:「よし、買おう!」ついに購入を決意!
もちろん、いつもこの順番通りとは限りません。でも、この7つのステップを意識することで、お客さまが今どの段階にいるのか、そして次にどんなアプローチをすればいいのかが見えてきます。
「やっぱりやーめた!」その理由は2つだけ!
せっかく興味を持ってくれたお客さまが、途中で「やっぱり買うのやめよう…」となってしまう。そんな悲しい事態を防ぎたいですよね。
お客さまが購入をやめてしまう理由は、突き詰めると、たった2つしかありません。
- 「めんどくさい」:買うまでの手続きが複雑だったり、時間やお金がかかりすぎると感じたりする場合。「まあ、いっか」と思われちゃうパターン。
- 「怪しい」:商品の効果が信じられなかったり、お店や販売者の対応に不安を感じたりする場合。「騙されたくない」という気持ちが働くパターン。
この**「めんどくさい」と「怪しい」という2つの壁**を、いかに低くしてあげるか。それが、販売戦略のキモなんです!
販売者ができること:「知る」と「信じる」をサポート!
この2つの壁を乗り越えてもらうために、販売者としてできることは、大きく2つ。
- 知ってもらう:お客さまが必要な情報を、必要なタイミングで届け、存在を知ってもらう。
- ブログ、SNSで役立つ情報を発信する
- 動画で使い方をわかりやすく解説する
- 広告で存在をアピールする
- 検索された時に見つけてもらえるように工夫する(SEO)
- 信用してもらう:「これなら大丈夫!」とお客さまに安心してもらう。
- 「効果がなかったら返金します」と約束する(返金保証)
- 気軽に試せる「お試しセット」を用意する
- 実際に使った人の「お客さまの声」を紹介する
- 紹介してくれた人に特典をつける(紹介制度)
まとめ:お客さまの心を理解すれば、道は開ける!


今回のポイントです。
- 人は「困った!」を解決するためにモノを買う。
- お客さまの心の動きには「7つのステップ」がある。
- 「買わない」理由は「めんどくさい」と「怪しい」の2つ。
- 販売者は「知る」と「信じる」をサポートすることが大切。
お客さまの気持ちを理解し、寄り添うこと。それが、「売れる仕組み」創りの一番の近道です。
次回予告
次回【販売の教科書③】では、いよいよ実践編!ワークシートを使って、あなただけのオリジナル販売戦略をデザインしていきます。お楽しみに!
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